
以前ブログにて、電子コミックのカラーリング(塗り師)の仕事ってこういうことやります! といった記事を書きました。
あの記事以降も、継続して塗り師をやっていました。
少ない経験談だけではわからないこともあると思いますので、継続して塗り師をやった感想を記事にしようと思います。
塗り師ってなんだ? とか、そもそもなんの話? という方は、別の記事にて塗り師について解説しています。
読まなくても問題ないよう簡単に振り返りつつ進めていきますが、メリット・デメリットや、こんな人は向いている・向いていない、といったことを書いていますので、興味がある方は見てみるといいかもです。
とりっぴー東堂 どうも、とりっぴー東堂です。 みなさん、塗り師(カラーリング作家)という仕事を知っていますか? モノクロの電子コミックに着彩をして、フルカラーにする仕事のことです。 今回、着彩の仕事をしてみよう(してみたい)と考え[…]
塗り師について簡単に振り返り
仕事の流れをおさらいです。
- 仕事の応募
要項に従い応募 - トライアル
塗りを寄せられるかの実力試験 - 案件の案内・着手
サンプルと指示書が渡され、業務を開始 - 初稿の納品
完成した原稿を送付 - フィードバックを受けて修正、再度納品
修正指示の通り修正し、納品
この流れは基本的に変わりません。
続けていて良かった事
まずはプラスの面から。
塗りに慣れるので、短い期間で仕上げられるようになる
同一作品を担当する場合、塗り方が変わる事はないので、得た経験がそのまま使えます。
慣れている分、速度も上がるので、スケジュールに余裕ができたり、コスパがどんどん良くなります。
継続すれば塗りのコツも掴め、異なる作品を担当する場合でも、始めの頃よりスピーディに終わらせることができるようになっています。

色塗りの技術が上がった(気がする)
趣味の絵を描いている時に感じました。

苦手意識が前より薄れ、迷うことが少なくなりました。
やはり数を重ねることは、上達への道の一つですね。
続けていて不安だった事
今度はマイナスの面です。
〆切が一定ではない
場合にもよりますが、〆切の長さが都度、異なります。
大人の事情で〆切が極端に短い場合もありますので、明らかにこの〆切じゃ無理! という際は、交渉しましょう。
〆切に間に合わないと企業に迷惑をかけてしまいますし、自身の信頼性を失う可能性があります。
企業側にも納期がありますので、お互いが受け入れられる着地点を見つけましょう。

修正範囲が大きいとつらい
修正の場合、〆切が大体1,2日なので、範囲が大きければ大きいほどつらくなります。
全ページ修正とか、修正した線画に合わせて塗りも修正とか、結構きついです。
自分にできるか不安でも、慣れてくるので大丈夫だし、力不足なら落ちるだけです
自分にできるか不安……と思う方は、物事を分析して担保が取れてからやるタイプで、悩んだ末に最後は勢いに任せる傾向にあります(突然の診断)
僕も同じタイプで、この仕事やりたいと思いつつ、応募しない期間が一年以上ありました。
この時間勿体なかったなーと思っています。

僕と同じような、「こうなったらどうしよう……」とか、不安を強く感じるタイプの助けになってほしいです。
また、「こういう仕事ってどこで見つけるんだろう」と悩んだりもしました。
ここ数年、ココナラやクラウドワークスといったサービスが普及した事で、ぐっと仕事を見つけやすくなってきました。
悩んだ時は、とりあえず見てみるといいと思います。