漫画を着彩する仕事(塗り師)ってこんな仕事【実体験】

とりっぴー東堂
どうも、とりっぴー東堂です。

みなさん、塗り師(カラーリング作家)という仕事を知っていますか?

モノクロの電子コミックに着彩をして、フルカラーにする仕事のことです。

今回、着彩の仕事をしてみよう(してみたい)と考えている人に向けて、僕の経験から下記のお話をしていきます。

  • 電子コミックを着彩する仕事ってどんなことやるの?
  • どんな人が向いているの?
  • メリット、デメリットは?
守秘義務により具体的な作品名案件名は出しませんので、あしからず。

仕事の流れ

大まかな流れとしては、こんな感じです。

  1. 仕事の応募
  2. トライアル
  3. 案件の案内・着手
  4. 初稿の納品
  5. フィードバックを受けて修正、再度納品

順を追って説明します。

仕事の応募

まずは応募しないとなにも始まりません。

基本的には、サイトにある応募要項に従って応募します。

トライアル

選考に通りますと、トライアルの原稿を渡されます。

トライアルとは、実力試験のようなもの。

着彩の指示とサンプル資料がありますので、それを参考に着彩を行います。

本番さながら〆切もあるので、遵守しましょう(結構短いです)

塗りを寄せられるかどうかで、採否が決まります。気合を入れて塗りましょう。

案件の案内・着手

トライアルを無事通過したら、漫画の線画と指示・サンプル資料が渡されます。

サンプルや指示を見てもわからない点(サンプルにない服や突然出てくる人物など)がある場合は、必ず担当の方に確認を入れましょう。

あとは指示に従いながら、〆切までに原稿を完成させます。

ページ数的には、10ページ前後です。
一人で全ページ担当するのではなく、複数人で分担して着彩を行います。

原稿データの拡張子は、psdが大半です。

また、仕事なので当然のことですが、〆切は絶対遵守です。

〆切は、だいたい1週間以内なので、効率よく作業しましょう。

初稿の納品

着彩が完了したら、データを提出します。

作業完了ではなく、あくまで初稿の提出です。

返信速度はまちまちですが、修正指示が返ってくるので、メールは定期的に確認しましょう。

フィードバックを受けて修正、再度納品

修正指示や、着彩のフィードバックが返ってきたら、指示通りに修正しましょう。

修正の規模は、塗りのレベルによってまちまちです。

〆切は非常に短い場合があるので、後回しにせず、すぐメール確認して作業しましょう。

修正のフィードバックは、少なくとも1回以上あります。

1度修正して完了する場合もあれば、再度修正の指示が返ってくる場合もあります。

OKの返事が返ってくれば、作業完了です。

こんな人に向いている・向いていない

実際にやってみて、こんな人に向いている向いてない、と感じた点をお話しします。

やってみたいなーと考えている人の参考になれば幸いです。

こういう人が絶対に向いてる! とか、向いてない! という訳ではないので、あくまで参考程度に。

向いている人

塗りが好きな人

ひたすらに塗りを行うので、塗りが好きな人にはオススメです。

それなりに時間もかかるので、塗りに長時間集中できる人であれば適正アリだと思います。

絵の雰囲気に寄せられる人

元々ある作品に着彩するため、作品の絵に合った塗り方をする必要があります。

サンプルの塗りの雰囲気に寄せられる人には向いていると思います。

指示に従える人

着彩の指示や、修正依頼がくるので、その指示に従える人は適正アリです。

修正指示を食らって気持ちが落ち込む方は、ちょっと難しいかもしれません。

気持ちを立て直すことが出来るのであれば、問題ありません。

とりっぴー東堂
ちなみに私は落ち込むけど、なんとか立て直すタイプです。

向いていない人

塗りが嫌いな人

当然と言えば当然ですが、塗りが嫌いな人はだいぶキツい仕事になると思います。

僕もどちらかと言えば塗りに苦手意識を持っているタイプなので、思い通りに塗れないことにダメージを負っていました。

線画を描いたりするのが好きな人は、避けたほうがいいかもしれません。

自分の絵に強いこだわりを持っている人

基本的に指示に従って塗りを合わせる仕事なので、自分の絵に強いこだわりを持っている人は厳しいかもしれません。

自分の個性を出す仕事ではなく、個性を抑えて周りに合わせる仕事なので、それを苦痛に思う方は大変な仕事になると思います。

修正指示に対してマイナスの印象を抱く人

これは向いている人でも少し触れましたが、修正指示などが合った場合、気持ちが落ち込んだりする方は辛い仕事になります。

自分を否定された気分になったり、自分が正しい! と指示に怒る人は、着彩の仕事には向いていません。

僕のように落ち込みはするけども、仕事と割り切ることができるのであれば、一概に向いていないとは言えません。

あくまで一個人の感想なので、これに当てはまるからダメ!とかではありません。

塗り師をやるメリット・デメリット

塗り師をやるメリットデメリットも書いていこうと思います。

結構大事な点ですね。

メリット

在宅で出来る

在宅で仕事したい人にはぴったりだと思います。

まあイラスト関係の副業は大体在宅だと思われますが。

イラストの副業したいけど、何したらいいかわからない〜! という人には、取っ付きやすい仕事だと思います。

世に出ている作品に触れられる

プロが描いた作品に触れられます。

なかなかプロの原稿に触れる機会もないので、もし将来的にプロを目指しているのであれば、受けてみるのもアリかもしれません。

塗りの効率化・練習

着彩の仕事を通して、塗りの効率化や練習ができます。

仕事で使う塗りを学べますし、納期を守って着彩する際のスケジュール感も知ることができます。

塗りが学べると言っても仕事ですので、その意識だけは忘れないでください。

効率化できれば稼げる・コスパがいい

正確かつ素早く着彩することができれば、その分稼げるようになります。

例えば、1ページ3000円として、6ページ分の着彩の仕事を6時間で終わらせた場合、時給3000円になります。

ある程度着彩に慣れてくれば、コスパよく稼ぐことも可能です。

デメリット

自分の作品にならない

あくまで人の作品のカラーリングを行うので、自身の作品として公表することも、自身が着彩したと公表することもできません。

ポートフォリオに載せることも、企業によってはできないと聞きます。

基本的には公表できないものと考えておいた方がいいです。

背景が多いとコスパが悪くなりがち

背景が多いと、その分着彩する情報量が増えるため、コスパが悪くなります。

背景の有無はページや演出によるので、なかったらラッキーくらいに思っておきましょう。

線画が荒いと慣れるのに時間が掛かる

これも背景と同じようなパターンですが、慣れるのに時間がかかってコスパが悪くなりがちです。

人それぞれ線画の描き方があるので、タイプが合わない場合は慣れるのに時間がかかると思われます。

興味がわいたなら、応募することをオススメします

何はともあれ、一度経験してみることをオススメします。

漫画 カラーリング(着彩)」などで検索すると出てきます。

また、漫画の着彩だけでなく、ココナラクラウドワークスにて、Youtubeの漫画動画の着彩のみの仕事や、自ら色塗りの代行することもできます。

絵で仕事したいけど画力に不安がある色塗りだけなら自信がある、といった方が入門として触りやすい仕事だと思います。

塗り師として、イラスト作成の仕事デビューしましょう。

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